独学合格の秘訣、それは「簿記を好きになること」です

簿記の検定試験は独学でも取得できるでしょうか?
日本商工会議所の公式サイトには、岡山県高梁市の小学生が、3級試験に見事合格したというトピックスも紹介されています。
紹介記事を読んでみるかぎり、どうやらこの子は独学で合格しているようです。 しかし、大学生や社会人でも、簿記の試験に落ちてしまう人はたくさんいます。

つまり、合格できるかどうかは、勉強にのぞむ本人の姿勢によって決まるといえるでしょう。 試験の準備がしっかりとできていれば簿記は独学でも合格が可能ですし、反対に中途半端な気持ちでのぞんでは、いくら学歴のある人でも受からないということです。

「簿記とは?」でも述べたとおり、大切なのは簿記に興味を持つことです。 試験勉強をしていて、「簿記は面白い」と思うようになってきたらしめたものです。

簿記の勉強をはじめるとわかるようになりますが、大企業が毎月の経営収支を出すことも、家庭のお母さんが毎月家計簿をつけやりくりをするのも、基本的には同じ作業です。 そしてきちんとやっていれば、家計簿をつける作業はむしろ楽しい作業でしょう。

「2月と8月の電気料金は、いちばん少ししか使わない月の1.6倍くらい」
「家族3人で、今月はお肉を8キログラムも食べている!」
家庭のお金の出入りが曖昧なままでは、分らなかったいろんなことがはっきり見えてくるのが、家計簿をつける面白さです。 それらの情報をもとに、いろんな対策を立てることもできるようになるからです。 だからお金の流れをはっきりさせることの面白さがわかってくると、簿記の勉強にもがぜん親しみが湧いてくるのです。

試験に受かるまでは好きなことをやるのも我慢して勉強するとか、そういう寡黙な努力もたしかに大切なことかもしれません。 でも私は、独学で合格するために一番大切なのは、「簿記が好きになること」だと思っています。

もうひとつ、独学で合格を目指す方にアドバイスをしておきますと、簿記の3級と2級とでは、むずかしさにかなりの開きがあることを付け加えておきたいと思います。

すでに3級を持っている方や、会社で経理のお手伝いをしたことのある人なら、2級の勉強をしていてもそんなに違和感はないでしょう。 しかし、3級の知識の下地のないままいきなり2級の勉強から始めますと、簿記はまるでつかみどころのないものになってしまいます。

まず簿記の基本的な概念が頭に入れてから先へ進まないと、意味不明の用語と計算式ばかりを覚えさせられているみたいで、勉強していて少しも面白くないのが簿記です。 ですから3級試験を飛ばして2級から受けようと考えている人も、勉強だけは3級から始めることを私はお薦めしておきます。


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