簿記の試験対策では「練習」が大切です!

簿記の試験勉強では、「覚える」ことと「練習する」ことの2つが大切です。
最初に、簿記の仕組みなど概念的なことがおおよそ頭に入ったら、あとはひたすら解く問題数を増やして繰り返して学習することです。

「練習」といいましたが、それは問題をとく練習のことばかりではありません。 できれば電卓を左手で打てるようになると、それだけでかなりの試験対策をしたことになります。 簿記の試験では、電卓を使う問題がたくさんあります。
左手でキーが叩けると、右手は解答用紙にペン走らせることだけに集中して使うことができます。 まずはA5サイズくらいの大きめの電卓を用意することから始めましょう。

さて勉強は、どの段階から始めるべきでしょうか? 3級試験を受ける方はもちろんですが、初学者で2級から受けようという方にも、3級からの勉強をお薦めしますと私はお話ししました。
その理由は、3級レベルのテキストを一通り読んでみて、あらかじめ簿記の流れの基本をつかんでおくと、いきなり2級からとりかかるよりも、結果的には簿記の理解が早く進むことになるからです。

簿記の実作業には、「取引」(商品の仕入れなど)→仕訳→転記→試算→決算と、順を追った流れがあります。 しかし企業の経済活動には、この簿記の作業以前に、資本金のことや銀行からの借り入れなどのステップもあります。 また、簿記を使って行われた経理処理のあとには、税金の支払いや株主総会への報告などの義務なども発生します。

企業のお金の流れのこの全体のことがわかっていないと、簿記の役割を本当に理解していることにはなりません。 このような簿記の基本的なことを知るための解説は、2級用テキストではおおむね省かれてしまっています。
ですからいきなり2級の勉強から始めてしまいますと、計算式を覚えていても、「なぜここでこの計算処理が必要なのか」という肝心なことが、いまひとつピンとこないのです。 そのため試験は2級から受けようと思っている人でも、3級のテキストから勉強しておくことがどうしても必要なのです。

また簿記の本試験が、電卓を使って数多くの問題を解くという試験の性質上、問題を解くときの時間の配分に気をつけることも、大事なポイントになります。
「ストップウオッチを用意しましょう」とまではいいませんが、問題を解くときには、毎回掛かった時間を「分」単位で記録するようにしておきたいところです。 問題を解く時は、試験本番と同じ気持ちでのぞむことが大切なのです。

それから、「間違いノート」を一冊用意してください。 勉強をはじめた頃は、問題を正解できたかどうかはそんなに気にしないことです。 但し、どこで間違えてしまったのか、理解が曖昧な部分をきちんと整理することはとても大事です。

「間違いノート」に間違ったところを記入しながら、一つひとつ間違いを覚えていけば、必ず点数は上がってきます。 問題を解くたびに、回答の時間も短縮されていくので励みになります。 簿記の勉強の面白いところは、試験勉強の対策ではあっても、練習して上達していくと勉強すること自体が楽しくなってくることなのです。

簿記の勉強こそ「習うより慣れよ!」です。 家電量販店に電卓を探しにいくなど、さっそく準備に取り掛かりましょう!


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